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  • kanazawacapella

「コンクールに挑む気持ちで」

 私が合唱と出会ったのは、小学5年生の頃でした。その時の音楽の先生が、コンクールに出るような活動をしていたのです。参加したNHKコンクールで金賞だった学校が歌った曲が、新見徳英作曲の「かぞえうた」でした。私にとってすごく衝撃的だったことで合唱を続けたいと思ったのですが、音楽の先生が移動になってしまい合唱もなくなってしまったため、数か月で終わりました。


 その後、中学の合唱部もコンクールに出ていましたが、部活動としては他にやりたかったこともあって、合唱とは離れていました。

 高校に入学して何か部活動に入ろうと思っていたところに、小学校の時に合唱に誘ってくれた友達と顧問である山瀬先生から勧誘を受けました。山瀬先生は合唱の先生としてすでに有名だったのですが、二水高校から向陽高校に移動になって数年経った頃でした。顧問の先生がそんなに有名な先生とは知らず、軽い気持ちで合唱部に入りました。運動部に県大会などがあるように、合唱にコンクールがあることに何の疑問も持たず、最初のNHKコンクールに参加しました。部員数が30名そこそこだったので、1年生でもコンクールに参加できたこと、その時の自由曲が新見徳英作曲の「かぞえうた」だったこと、そしてコンクールで金賞をいただいたことは、この後合唱を続ける動機になりました。そして、私たちでも頑張れば結果が残せるということを合唱を通して教わりました。


 高校の合唱部では、全国大会を目指したのですが力及ばず、私たちが卒業してから全国大会に出場しています。私は今でもあの時手が届かなかった全国大会を求めて、泰声会に参加しています。合唱はコンクールがすべてではないこと、大人になって知りました。  今回は山瀬先生がコンクールで振ってきた曲が中心なので、難曲ばかりですが、コンクールに挑む気持ちで参加していこうと思います。


                                    川端 香子





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