ブラームス「三つの歌・作品42」について
- kanazawacapella
- 11 時間前
- 読了時間: 2分
定演に向け、ブラームスの無伴奏六部合唱のための「三つの歌・作品42」を練習している。
それはそうと、私達合唱団の役員で、辞書(古語)の編纂を職とする(私の理解で、誤解があったら許して欲しい。)言葉の達士がおり、東洋の言語が専門かと思いきや、西洋の言語にも極めて強く、「三つの歌」の独詩の和訳はもとより、発音、詩文の韻律までをも私達に指導して頂ける。この達士から「三つの歌」に関してHPへの投稿を依頼された。断れば○〇がすたるとの思いで書いている。
「三つの歌」の3篇の詩、内2編は1800年代の作、他の1編に至っては3世紀の作とか。それぞれ別の詩人が作った3つの詩がブラームスの作曲で三つの歌となり、1868年頃に「三つの歌・作品42」として一冊にまとめて刊行された。ブラームスは、作品42を別々の曲の寄せ集めではなく、まとまった一つの作品と理解(詩の内容及び歌の調性に相関性を持たせた。)していた。ここ迄が達士による和訳の作品解説等を基にした前書きで、以下が、短い本文。
YouTubeでモンテヴェルディ合唱団を聴いた。声や発音が素晴らしく、こんな声が出せたらなと思う。それだけではない。音の強弱、曲の緩急、3曲目の中間部(Wach auf・・・)等そのメリハリのある表現にエーッとの思いをした。そんな表現ありかと楽譜を見たら、そう書いてあり楽譜に対する自分の無頓着さを感じた。楽譜に忠実に、しかしその指示全てを表現する実力は毛頭ないが、そして指揮者の想いを表現できたらと思う。ベースが他のパートに先行して動く所、ベースが裸となる所、他のパートと追っかけ合いとなる所を意識したい。核となる言葉の意味も大事にしたい。全体をとおして、アンサンブルを大事にするのは大前提ですが。
こうした色あせることのないクラシック作品に接することができて、幸せな気分です。
田中 実
**************************
第19回『新しい風コンサート』
客演 湘南市民コール
2025年6月22日(日) 13時30分開演
金沢市文化ホール
**************************
Comments